細菌検査室

尿、喀痰、便、膿、血液及び体液など、採取された様々な材料の中から、感染症の原因となる細菌・真菌・ウイルスを検出し(分離培養検査)、その菌種が何であるか(同定検査)、どのような抗生物質が効くか(薬剤感受性検査)を検査します。
その他、薬剤耐性菌(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌や多剤耐性緑膿菌など)を始めとした院内での病原菌の検出状況の把握、資料の提供など、院内の感染管理・対策にも取り組んでいます。

一般細菌検査 
抗酸菌検査

主に結核菌の検査です。検体をチール・ネルゼン法という染色方法で染めて顕微鏡で赤く染まる桿菌の有無を観察します。その後、小川培地という抗酸菌の専用培地で8週間培養を行い、菌の発育を観察します。
また、培養に時間を要するため、早期診断目的として、遺伝子検査を導入しています。
また外注検査として血液検査(T-Spot検査)も行っています。


    赤く染まる結核菌     小川培地に発育した結核菌



自動遺伝子検査装置

迅速検査

感染症の原因菌・原因ウイルスを短時間で簡便に検出できる試薬を用いて、検査を行っています。30分ほどで検査結果が得られ、迅速診断に寄与しています。
当院では、ノロウイルス抗原、ロタウイルス抗原、アデノウイルス抗原、A群溶血レンサ球菌抗原、RSウイルス抗原、ヒトメタニューモウイルス抗原、尿中レジオネラ抗原、尿中肺炎球菌抗原、CD GDH/トキシン抗原、インフルエンザウイルス抗原を実施しています。

院内感染対策

医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務員で構成されるICT(InfectionControl Team:感染対策チーム)の一員として、チーム医療にも積極的に参画しています。定期的に病院内を巡回し、薬剤・物品の有効期限や感染性廃棄物、環境のチェックなどを行い、院内の感染防止に努めています。また、薬剤耐性菌を始めとした、病原菌の検出状況をモニタリングして、感染対策に役立つ情報をいち早く提供しています。