消化器内科 後期臨床研修概要

診療内容

当院は東胆振、日高地区の基幹病院として豊富な消化器疾患の症例を有し、地域がん診療連携拠点病院としても道内有数の実績を有しており、内科認定医、消化器専門医、消化器内視鏡専門医あるいは腫瘍内科専門医を育成できる認定病院となっております。また、救急指定施設として一般臨床内科医としての研修を深めることも可能です。
消化器内科の後期臨床研修では、3年間の研修で内科認定医、消化器内視鏡認専門医、消化器病専門医の取得をめざして、研修を行っていただきます。
1年間の間に上部、下部の内視鏡検査を独立して実施可能な技術レベルに育成すること、ERCPなどの膵胆道の検査、TAE,RFAなどのインターベンション治療を指導医の指導の下、安全、迅速かつ正確に実施できるような技術の習得をめざしています。
年3回程度は学会での発表を経験いただき、診療の考え方、症例の診断治療について医師としての考え方を磨いていただくことを研修の基本に据えております。専門外来の一部を担っていただき、一人の患者さまを継続的に担当し、地域医療に習熟していただく取り組みも検討しております。
また、当院はがんプロフェッショナル養成プログラム参加施設でもあり、札幌医科大学の臨床腫瘍内科教室の大学院進学へ転進することも可能であります。さらに、がん拠点病院として、国立がんセンター中央病院、静岡県立がんセンターなどの提携病院への定期的短期出張にてスキルアップするシステムを稼働中です。

プログラム指導者

消化器内科主任科長:    
 南 伸弥、髙橋 祥、奥田敏徳
血液腫瘍内科主任科長:
 蟹澤祐司
協力スタッフ
 消化器内科医師 :山田尚太、今川寛之、坂野浩也、小野山直樹
 血液腫瘍内科医師:井畑壮詞、佐藤健

年度別研修目標

1年目
上部消化管内視鏡検査(500件以上)、下部消化管内視鏡検査(150件以上)、内視鏡的食道静脈瘤結紮術、胃・大腸のポリペクトミー(50件以上)の術者を経験していただきます。
 ERCPの術者、血管造影の術者、TACEの補助者、RFAの術者(指導医補助のもと)、がん化学療法(20件以上)の施行、緩和医療(5例以上)を経験していただきます。2件以上の地方会での発表を義務とします。
2年目
1年目と同程度の内視鏡検査・治療を経験いただくと同時に、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、経皮的胆管ドレナージ(PTBD)、経乳頭的総胆管結石治療や胆管ステント留置、動注リザーバーの埋め込み、消化管狭窄拡張術・ステント留置 等の術者を指導医の補助のもと経験いただきます。
内科認定医資格試験を受験し、取得することを目標とします。
3年目
それまで指導医の監督のもと行っていた手技を全て、監督なしで施行可能なように熟達していただきます。全国学会発表を経験していただき、学術論文誌に症例報告などの執筆を最低1編は経験していただきます。
年度末には消化器病学会専門医、消化器内視鏡専門医などの受験準備をしていただきます。

3年間通じて、専門外来2~3コマ/週を担当していただき、病棟では消化管チームもしくは肝・胆・膵チームに所属していただき、担当医として数名の患者の診断治療に主体的に係っていただきます。週1回の机上回診やキャンサーボードなどの際は、担当医として関連症例のプレゼンテーションを勤めていただくとともに、積極的にディスカッションに加わっていただきます。抄読会では与えられたテーマの文献検索と海外文献紹介を担当していただきます。
 また、検診にも積極的に関与していただき、より多くの症例に接していただくようにいたします。

後期研修後の進路

当院で引き続き臨床医として勤務、関連教室大学院進学、大学病院・がんセンター関連施設への就職 など、個人の希望を優先します。

お問い合わせ先

王子総合病院消化器内科 主任科長

南 伸弥(E-mail:minami@ojihosp.or.jp