血液腫瘍内科

 

  月  火  水  木  金 
午前 井畑 蟹澤 井畑 蟹澤 ×
午後 蟹澤 出張医 蟹澤 井畑 不定
診療内容

2004年度に血液内科として開設され現在に至っている。この間、2005年には日本血液学会の研修指定病院に認定されている。対象患者は血液疾患、特に造血器腫瘍であるが固形腫瘍の化学療法も扱っている。昨年度の入院実績はAML18例、ALL3例、CML5例、CLL1例、MDS9例、悪性リンパ腫65例、多発性骨髄腫17例、骨髄増殖性疾患3例、ITP5例、TTP2例、再生不良性貧血3例、PRCA1例などとなっている。

通常、紹介いただいた患者さんは外来で血液検査、骨髄検査、各種の画像診断を駆使し適切な治療法を選択します。より強力な治療が必要となる急性白血病、難治性リンパ腫などは適宜、入院対応としています。病棟は消化器内科、小児科と混合病棟となっており20〜30名の患者さんが常時入院されています。東6階病棟には簡易無菌治療室を2室擁しており強力な化学療法後の高度の好中球減少時に備えています。

当科入院患者さんは高齢者が多く同種骨髄移植術など高度の治療の対象者は少ないのですが、必要な症例は札幌医科大学などの施設の協力を得ています。また昨年度から悪性リンパ腫や多発性骨髄腫を対象としたPBSCT併用大量化学療法を導入し、良好な成績が得られています。

外来診療は蟹沢祐司、井畑 壮詩の2名が担当します。診療担当日については病院HPを参照して下さい。
ベッド数が少ないため入院に即応できないことがあると思います。緊急の入院が必要な患者さんについては事前のご連絡をお願い致します(地域医療連携室経由ないし直接お電話で)。

学術活動(2012~)

当院は日本血液学会認定指導施設、内科学会教育関連病院であり、研修希望の医師を受け入れ教育しています。当科においては内科学会、血液学会、臨床腫瘍学会等に積極的に参加しております。学会発表、論文作成を通して病態の理解、論理的思考法の獲得などを目指しており、研修医のみならず指導医においてもその成果は将来、臨床に必ず反映されるものと考えています。2012年以降における活動実績は下記の通りです。


論文発表

  1. Fujimi A, Ikeda Y, Ono K and Kanisawa Y
    Botryoid nuclei of neutrophils and monocytes in autoimmune limbic encephalitis International Journal of Hematology.  95: 329-330, 2012.
  2. Fujimi A, Takahashi N, Miura M, Kanisawa Y, Ono K and Sawada K
    Bile acid is important for gastrointestinal absorption of nilotinib.
    Eur J Clin Pharmacol  68:1575-76, 2012.
  3. 藤見章仁、橋本亜香利、蟹沢祐司 他
    BortezomibとDexamethasone の併用療法でCD23発現が陰性化したCCND1/IgH陽性
    多発性骨髄腫
    臨床血液  54(2) ; 224 - 228, 2013
  4. 橋本亜香利、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    クームス陰性自己免疫性溶血性貧血を併発しリツキシマブが奏効した後天性無巨核球性血小板減少性紫斑病(AATP)の1例
    臨床血液  54(6) ; 568 - 573, 2013
  5. Fujimi A, Hashimoto A, Kanisawa Y, et al.
    Spontaneous cholesterol crystal embolism to lymph node
    International Journal of Hematology. 2013, 98(1):1-2.
  6. 橋本亜香利、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    子宮頚部原発 Diffuse Large B Cell Lymphoma の1例
    癌と化学療法  40(12) , 2013 (in press)
  7. Fujimi A, Kanisawa Y, et al.
    Focal 18F-FDG uptake in bone marrow on PET/CT in a patient with JAK2 mutation without overt myeloproliferative neoplasm
    International Journal of Hematology.  99(1):1-3, 2014

全国学会発表

  1. 第167回日本血液学会例会(2012/7/28、東京)
     橋本亜香利、松野鉄平、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    赤芽球癆に続発した後天性無巨核球性血小板減少性紫斑病の1例
  2. 第74回日本血液学会(2012.10.19?21、京都市)
     Hashimoto A, Fujimi A, Kanisawa Y, et al.
    Two cases of acquired amegakaryocytic thrombocytopenic purpura
  3. 第35回造血細胞移植学会(2013.3.7?9、金沢市)
     藤見章仁、橋本亜香利、蟹沢祐司 他
    5-Azacitidine により完全細胞遺伝学的奏効が得られ非骨髄破壊的同種骨髄移植を施行した治療関連MDS
  4. 第11回臨床腫瘍学会 (2013.8.29?31、仙台市)
     Kamihara Y, Fujimi A, Kanisawa Y, et al.
    Diffuse intrasinusoidal liver metastasis of pancreatic carcinoma causing fulminant hepatic failure.
  5. 第75回日本血液学会(2013.10.11?13、札幌市)
     Kamihara Y, Fujimi A, Kanisawa Y, et al.
    Prolonged thrombocytopenia following allo-SCT treated successfully with ertrombopag

地方会発表

  1. 262回内科学会北海道地方会(2012/2/18、札幌市)
     山内夏未、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    赤芽球癆に続発しシクロスポリンが有効であった後天性無巨核球性血小板減少性紫斑病の1例
  2. 262回内科学会北海道地方会(2012/2/18、札幌市)
     池田裕貴、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    発症時に放射状過分葉核(Botryoid nuclei)を伴った抗VGKC抗体陽性非ヘルペス性辺縁系脳炎の1例
  3. 第263回内科学会北海道地方会(2012/6/16、札幌市)
     橋本亜香利、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    Coombs 陰性自己免疫性溶血性貧血を併発し Rituximab が奏効した無巨核球性血小板減少性紫斑病(AATP)の1例
  4. 第54回血液学会北海道地方会(2012/9/15、札幌市)
     橋本亜香利、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    子宮原発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の1例
  5. 第265回内科学会北海道地方会(2012/11/10、札幌市)
     松野徹平、橋本亜香利、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    Bortezomib により麻痺性イレウスを生じ重症化した多発性骨髄腫の2例
  6. 第266回内科学会北海道地方会 (2013/2/23、札幌市)
     松野鉄平、蟹沢祐司、橋本亜香利、藤見章仁 他
    高度のび慢性浸潤により急性肝不全を呈した膵臓癌肝転移症例
  7. 第48回血液学会北海道地方会 (2013/4/27、札幌市)
     神原悠輔、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    右心不全にて発症した心臓原発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
  8. 第269回内科学会北海道地方会 (2013/11/9、札幌市)
     藤見章仁、神原悠輔、蟹沢祐司 他
    赤芽球癆とCooms陰性自己免疫性溶血性貧血を発症した寛解期T細胞/組織球豊富型大細胞型B細胞リンパ腫
  9. 第49回血液学会北海道地方会 (2013/9/21、札幌市)
     神原悠輔、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    PET/CTにて骨髄に限局性FDG集積を認めた血算正常JAK2V617F変異陽性症例
  10. 第270回内科学会北海道地方会(2014/2/8、札幌市)
     濱口教太、神原悠輔、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    全身リンパ節腫脹を契機に発見された Langerhans cell sarcoma の1例
  11. 第49回春季地方会(2014/4/5、札幌市)
      橋本亜香利、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    抗TPOレセプター(TPOR)抗体の関与が推定された後天性無巨核球性血小板減少性紫斑病(AATP)の1例
  12. 第271回内科学会北海道地方会(2014/7/19、札幌市)
     柴田敬典、橋本亜香利、藤見章仁、蟹沢祐司 他
    無顆粒球症、敗血症の経過中に椎体破壊による大量出血を来した化膿性脊椎炎の1例
医師紹介

蟹澤 祐司(カニサワ ユウジ) 血液腫瘍内科主任科長

昭和57年卒
職歴
札幌医大第四内科、日鋼記念病院内科、旭川赤十字病院内科、国立函館病院内科

患者さんとともに検査法、治療法について考え、それぞれ最も適したものを選択していただくことを目標とします。

井畑 壮詞(イバタ ソウシ) 科長

平成24年卒
資格
内科認定医

解りやすい丁寧な診療を心掛けたいと思います。

佐藤 健(サトウ ケン) 科長

平成25年卒
職歴
札幌医科大学附属病院、製鉄記念室蘭病院、帯広厚生病院

病気のことだけでなく患者様の生活や人生といった部分にも深く関わらせて頂き、最良の医療を皆様にご提供できるよう努めます。