王子総合病院は、東胆振・日高医療圏の急性期医療を担う地域基幹病院として災害拠点病院、がん診療連携許可病院、地域周産期センター、二次救急指定病院等の役割を担っています。
看護師は専門性が高く、人の命に関わる責任感が求められる仕事であり、習得する知識や技術も数多くあります。
患者さまに質の高い、安全で安心した看護を提供するため、年間93余りの研修プログラムを実践し、知識と技術の習得に努めています。また、地域住民の皆さまが、可能な限り住み慣れた場所で安心して暮らせるよう、院内の多職種や地域の病院、施設との連携を強化しています。
王子総合病院看護部理念である“いのち、生活、尊厳を守り、寄り添う看護を提供する”ため、一人一人が自ら考え自ら行動できるスタッフとなれるよう育成に努めてまいります。
王子総合病院では、認定看護師を始め、特定の知識・技術を持ったリソースナースが活躍しています。各領域の専門性の高い知識・技術を活かし、病棟の看護職員や患者さんの求めに応じてコンサルテーションや教育・看護ケアなどにあたっています。 活動のスタイルは、病棟内や病棟を横断するなどさまざまな形で、活動しています。
診療看護師(NP)とは、「医師や他の医療従事者と連携・協同し、対象とする個々の患者の診療上及び療養生活上のニーズを包括的に的確に評価し、倫理的かつ科学的な根拠に基づき、必要とされる絶対的医行為を除く診療を自律して、効果的、効率的、タイムリーに提供し、患者および患者家族のQOLの向上に係る看護師」として育成されています。
一般社団法人日本NP教育大学院協議会HPより引用
北海道では北海道医療大学大学院看護福祉学部が教育機関となり、2020年3月現在、25名が診療看護師として資格を得ており、道内各地で地域医療の担い手として活動を始めています。診療看護師は、所属する施設や地域によって需要や体制が異なるため、当院での活動方法を模索しながら活動し評価して、より質の高いチーム医療に貢献できるよう努めますので、よろしくお願い致します。
現在は、今まで皮膚排泄ケア認定看護師として活動してきたことを生かしながら、慢性創傷を中心に医師と協同しながら診療に係わっています。
特定の各分野において、熟練した看護技術と知識を用いて質の高い看護実践のできる認定看護師を配置することでその人らしく、安全で質の高い看護を提供することを目的としています。