地域医療支援部は「地域医療連携室」、「がん相談支援室」、「医療相談室」、「入退院支援室」「訪問看護室」で構成しています。
「地域医療連携室」は地域の医療機関から当院への紹介の取り扱い(前方連携)を行い、「がん相談支援室」、「医療相談室」は外来・入院にかかわらず患者・家族からの相談に対応、「入退院支援室」は予定入院患者への外来通院時からの早期からの支援とともに、退院に際し必要となる地域の回復期・療養病院、介護施設等との連携(後方支援)、「訪問看護室」は退院する患者の在宅療養支援を行っています。
医療はもはや一医療機関での完結型ではなく、「連携」がキーワードとなっており、急性期医療から、リハビリテーションをはじめとした亜急性期医療、さらには療養型医療、外来医療・在宅医療・訪問診療など、それぞれが機能に応じた役割分担を担いつつ責任のある医療を展開することが求められています。
王子総合病院は、東胆振・日高地域の基幹病院としての役割を果たすとともに、地域医療支援部を中心にさらに医療・介護・福祉をふくめた連携体制を強化してまいります。地域医療機関、介護施設、行政の皆様と協力し医療連携を強化することが、この地域の住民への安心な医療の提供につながるものと考えております。
地域医療支援部 部長 岩井和浩