「みなさまの人格を尊重し安全で最善の医療を提供する」ため、医師として必要な基本的知識、技術、態度を習得する。
豊富な経験症例数(年間11,000人以上の退院患者)に対し、研修医の人数を制限(各年次6名程度)することで密度の高い研修が可能となっている。原則として、各科・各年次1名での研修としており、指導医と研修医が1対1で対応可能となっている。
救急外来では年間6,500人の受診患者、そのうち入院を要する患者が2,500人であり、また救急搬送は約4,500台と、研修症例が質・量ともに充実している。当直は医師2名体制(+初期臨床研修医)で、全科オンコール体制となっており必要に応じて時間外でも専門医の指導を直接受けることができる。
主に救急外来にて遭遇する疾患を中心に、各科指導医によるミニレクチャーを2週に1回開催している。
全科合同医局内に専用の研修医ルームを設置し、研修医師同士のコミュニケーションを図る場を提供するとともに、指導医に相談しやすい環境に配慮している。
医師として、将来どの様な方向に進むにせよ、医学、医療の社会的ニーズを認識しつつ日常診療で頻繁に遭遇する病気、病態に適切に対応できるよう、幅広い基本的な臨床能力を身につける。
研修医は選択科の研修希望を申し出る事によって、多くの診療科をローテーションすることや将来を見すえた専門領域のトレーニングを中心に研修を行うことが研修医自身により計画できる。
実践的な研修により、総合的かつ科学的に患者の健康上の問題を解決できる臨床能力を育成する。
他の基幹病院(大学等)との協力で1年間のローテーション方式による研修も選択することができる。
卒後2年間の初期臨床研修とする。
研修期間中に複数の科をローテーションすることを原則とする。
研修医は各科の指導医のもとに患者を受け持ち、診療に当たりながら各科のプログラムに準じて研修を行う。
研修期間中、指導医と共に診療時間外にもプライマリ・ケアの実践を行う。
各診療科のカンファレンス、抄読会、研究活動、症例検討会や院内勉強会に参加する。
精神科の研修は研修協力病院である道央佐藤病院で行う。
地域医療の研修は、研修協力施設(むかわ町国民健康保険穂別診療所、浦河赤十字病院、勤医協苫小牧病院、町立静内病院、おおはた内科循環器クリニック)にて、原則として2年次に行う。
研修評価については、オンライン臨床教育評価システム(PG-EPOC)で行う。
プログラム終了時、到達目標の達成を認定したものに対し研修管理委員会は「臨床研修修了証」を授与する。
大学医局ヘの入局(札幌医科大学第2内科・第4内科・麻酔科・脳神経外科・泌尿器科、北海道大学呼吸器内科・消化器外科Ⅱ・循環器外科・呼吸器外科・産婦人科・整形外科・放射線治療科、旭川医科大学眼科など)、道内外の専門医研修病院