当院は、東胆振・日高医療圏の急性期・高度急性期医療を担当しております。今後も質の高い急性期医療を継続的に地域の皆様へ提供できるよう尽力してまいります。

　患者さまが考える「いい医療」とはどのようなものでしょうか。質の高い医療、安全な医療、十分な説明とともに個別性を重視した医療、快適な療養環境などでしょうか。
当院では、これまでも病院理念にあるよう「安全で最善の医療を提供」するよう努めてまいりましたが、さらに患者さまに納得いただけるような医療を提供すべく職員一同努力してまいります。

　質の高い医療を提供するために人材の確保・教育、また内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」をはじめとした最新機器の導入にも力を入れております。また、入院治療が必要な患者さまには、入院前から安心して準備を進めていただけるよう入院支援コーナーを開設しております。質のいい医療の提供のためには、医師・看護師・技師などの医療専門職がチームを作って患者さまに対応することが重要です。当院では、感染対策チーム、栄養サポートチーム、呼吸ケアチームなど多くの専門職が集まるチーム医療の推進にも力を入れております。医療を受ける患者さまの目線を大事にこれからも取り組みを続けてまいります。

　安全な医療の提供のためには、院内の体制整備はもちろんのことですが、患者さまのご協力も重要な要素となります。患者誤認を防ぐために患者さま自身で名乗っていただくことや、患者さま自身の情報を正確にお伝えいただくこと、さらに転倒防止のための注意点などについてのご協力をよろしくお願いいたします。

　また、患者さまへの説明責任を果たし、患者さまの自己決定を支援することにもさらに力を入れるとともに、療養環境の整備も引き続き行ってまいります。

　現在の医療は、一病院内で完結できるものではなく、地域医療機関との連携、さらには高齢者の増加などを背景とした医療と介護の連携が必須です。当院では、地域医療機関との連携をさらに密にし、また保健・福祉関係者との協力をもとに患者さまに満足いただける医療の提供に努めてまいります。

院長
岩井　和浩