認知症ケアチームとは、病気やケガの治療を行うために入院した認知症のかたに対し、病棟に置ける対応力とケアの質の向上を目的としています。多くの職種により構成され、認知症のご本人のみではなく、ご家族、病棟スタッフなど、そのかたを支えるすべての人と繋がり、そのかたの生活を支えています。
当院では、2018年12月に認知症ケアチームを発足致しました。現在は、脳神経内科医、看護師、社会福祉士、理学療法士などで構成されています。
入院によって生じる不安や混乱などの苦痛を最小限に抑え、安全に安心して心地よい入院生活を送っていただくことができるように、多職種それぞれの専門性を活かし、入院後の生活を見据えた個別の対応を行っています。認知症のかたやそのご家族に対する病棟でのケア方法などに関して、病棟スタッフと相談しながら、より安心して入院生活を過ごしていただけるように活動しています。
具体的には毎週病棟を訪問し認知症のかたに対するスタッフからの相談やスタッフと共に、カンファレンス(検討会)を実施しています。他には医師による薬剤の調整や、環境調整、ケアについての相談、ご家族へのサポートを主に行っています。
私たちは、認知症のかたやそのご家族が、安心して治療できるように、今後もチーム一同、活動に励んでまいります。